
授業もうまくいかない
子どもとも上手く関われない
順調な周りと比べて落ち込む日が続く…
そんなとき、ありませんか?
教員という仕事は、日々「人と向き合う」からこそ、成果が見えづらく、
心が疲れやすい職業 です。
気持ちの切り替えがうまくいかないと、そのまま心が崩れてしまうこともあります。
今回は、
うまくいかない日が続いたときに自分を整えるヒントを、ご紹介します。
一番のしんどさって何だろう?
【教員の心が疲れやすいワケ】
●成果がすぐに見えず、数値化されにくい
●子どもや保護者の感情に寄り添うことが多く、感情のふり幅が大きくなる。
●「頑張らなきゃ」「しっかりしなきゃ」と、完璧主義な面が強い
つまり、教員は人の感情に揺れ動き、目に見えないものと向き合い続ける仕事だからこそ、
「うまくいかないと感じる日」
が生まれやすいのはないかと考えています。
「うまくいかない日」が続くのは、実力がないとか、できない人間だとかではありません。
しっかりと、子どもや保護者に「人」として向き合っているからこそ、心が揺れるのです。
私が気持ちを切り替えた あの日
私にも、こんな日がありました。
「子どもが全然話を聞いてくれない。他の先生の話は聞くのに…」と、先輩と比べて落ち込む
「もっと〇〇をできるようにしてください。」と、保護者に言われて傷つく
そんなことが重なって、
「私は、向いてないかもしれない」
「なんで私はできないんだろう」
と、放課後の教室で涙があふれることもありました。
でも、そのことに気づいた先輩がこんな言葉をくれました。
「向いていない人は、そうやって悩まないよ。」
「私だって、初任の時は毎日泣いていたよ。」
そう言われたとき、
完璧に思っていた先輩でも悩んでいたこと
子どもや保護者のことを、しっかり考えているからこその悩みなんだ
と、思考を変えることができました。
心を整える3つのヒント
書くことで、気持ちを整理する
今日うまくいかなかったこと、今日できたことを1つずつ書く
アウトプットして見える化しながら、ネガティブとポジティブな要素を入れる。
➡ネガティブな面だけなどの、認知の偏りを和らげる
あえて、しんどいことを誰かに話す
「大丈夫?」と聞かれると、つい「大丈夫」と言ってしまいますよね。
他の人に迷惑をかけたくないという気持ちからも、つい強がってしまうことがあります。
でも、同僚に
「今日は〇〇がダメだった~!」
と、一言でも口に出すだけで、意外と心は軽くなります。
同僚からも「私も~…」なんて、お互いに悩みを打ち明ける機会にもなります。
完璧な理想の自分と比べすぎない
「今日はうまくいかなかった。でも、明日はちょっと笑えたらいいな」
で十分です。
理想の自分と比較するより、「今の自分に合った基準」が大事です。
今日からやってみよう!心を調整する行動
今日からできる「心を整える習慣」をご紹介します。
1分でできる!心のセルフチェック
「今、自分の心に天気をつけるとしたら?」
➡晴れ/くもり/雨/台風/虹 など自由に
➡天気で表すだけで、自分の状態に気づけます。
子どもたちの感情調整にも使えます。
がんばらないごほうびを用意する
- 好きな飲み物を買っておく
- スマホで推し動画を見る時間をつくる
- 静かに音楽を聴く10分だけの時間を確保する
➡気持ちを切り替える自分のスイッチを持っておくと安心です。
完璧主義から完了主義へ
完璧な人間はいません。
「今日も無事に下校の見送りができた」
「今日の授業準備はここまで」
自分が今できることを完了すればOK!と思ってお仕事しましょう。
うまくいかない日は、「ダメな日」じゃありません。
「よく向き合ってる証拠」です。
自分を責めない
周りと比べすぎない
そんな日があるからこそ、子どもの小さな変化や笑顔に気づけるようになっていくのです。
今日も、おつかれさまでした。
頑張っている自分をたくさん褒めましょうね!

今後も、特別支援学校の授業づくり・支援の工夫について発信していきます。
質問や感想など、コメント大歓迎です♬
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