特別支援学校の先生って忙しい!‶仕事とプライベート”のバランス

お仕事術

「授業準備が終わらない…」

「こんな時間に保護者から電話が…」

「気づいたらプライベートの時間がゼロ」

こんなことありませんか?

特別支援学校は、下校時間が早いから放課後も時間がありそう😊

って思っていた私。

しかし…待っていたのは

●業務の幅が広くて仕事が果てしない

●全部ちゃんとやらなきゃ!と気を張る日々

●授業準備は土日やる

そう、気づいたら自分の時間がどこにもなかったのです。

みなさんは、どうやって仕事とプライベートのバランスをとっていますか??

プライベートがない?!

教育職員の精神疾患による病気休職者数(令和5年度)

○教育職員(※)の精神疾患による病気休職者数は、7,119人(全教育職員数の0.77%)で、令和4年度(6,539人)から580人増加し、過去最多。
(※)公立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校における校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、助教諭、講師、養護助教諭、実習助手及び寄宿舎指導員 (総計920,415人(令和5年5月1日現在))

≪文部科学省より≫

教員は、日々子どもたちのために全力で動いています。

とてもやりがいがあり、誇れる仕事であると感じています。

でも!その一方で

‶燃え尽きる”リスクも高い職業です。

  • 仕事が終わらず、毎日帰りが遅くなる
  • オンとオフの切り替えができず、休みの日も仕事のことを考えてしまう
  • 体も心も疲れてしまい、教員を続けることが苦しくなる

このようなことが、教員の休職や離職につながっていると考えられます。

休職や離職を回避するために

●もっと教員を続けたかった

●子どもたちと関わりたい

●授業をやりたい

そんな先生たちも、きっと少なくないでしょう。

「ちゃんと休む」

「自分の時間を持つ」

このことは、自己管理でもあり、長く教員を続けるための必須スキルなのです。

どんな人でも、走り続けていたら倒れてしまします!

適度に休み、仕事とバランスを意識することは、

教員として「続けていく力」を育てることでもあります。


リアルな悩み

「子どものために…」

「ちゃんとしなきゃ…」

「周りの先生に迷惑をかけられない」

そう思えば思うほど、どんどん自分を追い詰めていた時期がありました。

・朝7時前に出勤して、帰るのは夜8時過ぎ

・土日も授業準備や行事の下見に追われる

・携帯を見ると、授業の相談や、緊急連絡の嵐

気がつけば、

●好きだった趣味の時間もなくなった

●友達からの連絡も返信できず、人と会う余裕もない…

●家と職場の往復しかしていない

職場にいると、笑顔で子どもと向き合っているはずなのに、

自分の心が笑っていない

ことに、ふと気づいたのです。

そこから少しずつ、

「このままじゃダメだ」と思い、

働き方や考え方を変えてみるようになりました。


バランスをとるために私がしている3つのこと

① ‶手を抜く”じゃなくて‶力を抜く”

「今日はここまででOK」と決める勇気。

完璧を目指すより、完了主義で!

自分が続けられるペースでやることを優先するようにしました。

→ 授業準備も「80点でもいい」など、全てを一人で抱えないよう気持ちの工夫をします。


タスクを‶時間”で区切る

「この資料作りは、30分だけ集中して終わりにする」

「今日は定時17:00には学校を出る」

時間を決めて一日のタスク管理をすることで、

無限に続く作業にブレーキをかけることができました。

→ ダラダラ作業するよりも、集中力も上がって一石二鳥!


‶自分を満たす時間”をスケジュールに入れる

●今日は10分長く湯船につかる

●好きな音楽を流してボーッとする

●録りためたドラマを見る

など、自分の時間もタスクにしました。

どんなに小さくても「これは自分の時間」と思えることを、

予定に入れて優先しています。

「自分を満たす」ことが、結果的に‶先生を続ける力”につながると実感しました。


今日からできる小さな工夫

「明日から急に変えられない…」という方も大丈夫!
まずは、できることから1つだけ取り入れてみてください。


「やらないことリスト」を書き出してみる

「定時で帰る日」

「今週は以前の教材を再活用」

「日曜日は授業準備をしない」など、

自分に‶境界線”を作ってみましょう。


仕事以外の予定を先にスケジュールに入れる

「カフェに行く」「19時に推しドラマを見る」など、

小さな楽しみ(ご褒美)を先に確保すると、仕事に振り回されすぎずに済みます。


他の先生とおしゃべり

周りの人と話をすることで、気づけなかったお仕事術や、授業や分掌の協力につながることも。

「あ、自分だけじゃない」と気づけたり、みんなで早く帰ろう!という雰囲気づくりにも繋がります。


‶いい先生”でありたい、‶認められたい”という気持ちはだれしも持っています。

しかし、

自分を削ってまで続けていたら、続けられなくなります。

「自分を大切にすることは、子どもを大切にすることにつながる」

そう考えると、

仕事とプライベートのバランスをとろう!!

とマインドセットできるのではないでしょうか。

ライフスタイルにオンオフをつけることで結果的にパフォーマンスも上がります✨

今日がちょっとしんどいなと思ったら、

ほんの少し、立ち止まってみてください。

みなさん一人ひとり、毎日よく頑張っています!!

「私は今日も頑張った!!」

「えらい!!」

など、自分を褒めて自分を‶回復させる時間”を、どうか大切にしてくださいね。

 

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

ご質問等はコメント欄やお問い合わせ欄からどうぞ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました