特別支援学校で本当に役立ったICT活用法3選

授業アイディア

「ICT教育を!って言われているけど、何のこと?」

「ICTって便利そうだけど、実際みんなどう使ってるの?」

「特別支援の現場で意味あるのかな?」

そう思ったことがある先生いませんか?

実は…私自身も、ICTという言葉がでてきた当初は、

 

「私が担任している子どもたちに合うのかな?」

「知識もスキルもないのにできるの?」

と疑問を感じていました。

 

でも今では、

子どもの‶できた!”を引き出す大切なツールのひとつになっています。


特別支援教育にICTが有効なワケ

🌟「個別支援の最適化」と「安心感」を支えるツール

ICT(タブレットやアプリなど)は、特別支援教育において

個別支援のための多様なアプローチを補う大きな武器になります。

 

例えば

  • 書字や発語が苦手な子の「代替手段」になる
  • ひとりひとりの実態、理解度に応じた「個別支援の最適化」がしやすい
  • 注意が散りやすい子も、視覚的、聴覚的アプローチで「集中しやすくなる」

 

など、支援の幅が広がり、より「個」に応じたアプローチが可能となります。

支援を受け、子どもたちの「できた」が高まることで安心感にも繋がり、

良い循環が広がっていくのです。

ICTの導入は、「できない」「わからない」という子どもたちの不安から

「やってみたい」

「できた」への

橋渡しになります。


ICTで!子どもたちの「変化」が教えてくれたこと

🌟子どもたちの反応がガラッと変わった!

●書字が苦手で、プリントだと書くことに抵抗感があったのあった子

 ➡タブレットには、笑顔でタッチ!自分の指を使って運筆に取り組むようになった♪

 

●アプリのアイコンによる意思表示で、安心感や参加意欲を引き出す

 ➡うまく話せなくても、コミュニケーションアプリのアイコンを押すと、安心して意思がだせる

 

●アプリのカレンダー機能を使えば、日課の確認がすぐにできる

 ➡見通しが持てるようになることで、活動にスムーズに取り組めるようになった!

 

ICTは「できないことを補う」だけでなく、

「安心できる環境を提供」

「得意を伸ばす」

ことにもつながっているのです。


現場で使った!ICT活用法3選

写真アプリやプレゼンテーションアプリでスモールステップを見える化

【活用例】

 活動手順やルールを写真や文字で「やること」をリスト化

🌟効果 視覚で流れがわかり、子ども自身で確認できるようになる


DropTalkアプリでコミュニケーション支援

【活用例】

 言葉の表出が苦手な子がアイコンをタッチすることで「トイレに行きたい」など意思表示

🌟効果 伝わらないことによる不安やパニックが減り、安心して活動できるようになる


Kahoot! やPowerPointのクイズで楽しく授業参加

【活用例】

 選択肢式のクイズやゲーム形式の授業復習タイム

🌟効果 タッチ操作で正解を選ぶことで体験的に「できた!」の積み重ねができる


明日から試せるICT活用ミニアイデア

写真+音声で「視覚支援カード」を作ってみる

タブレットで撮影+録音するだけで、自分専用カード完成!


動画で「活動の見通し」を伝える

教員が実演した動画を見せると、絵カードより理解しやすいこともある!

制作活動や調理などで大活躍✨


2択表示だけでも‶選ぶ力”が育つ

自己決定の経験を積む機会にもなり、成功体験を増やせる


 

特別支援教育におけるICT活用は、

効率化ではなく、「その子に合った学び方を広げること」が目的です。

  • 見える化で安心
  • 表現の手段を増やす
  • 楽しさで興味関心を引き込む

など、ほんの小さな活用でも、子どもたちの「できた!」につながります。
まずは一つでも、試してみてください🎵

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

ご質問等はコメント欄やお問い合わせ欄からどうぞ!

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