
「特別支援学校の先生って、大変そうだね。」
私がよく言われる言葉です。
正直に言って大変です。
でも!その大変さ以上に
「この仕事をしていてよかった!!!」
と心から思える瞬間がたくさんありました。
今回は、実際に現場で働く私が感じている
「特別支援学校の先生でよかった」と思えたこと5つを
ご紹介します!
子どもたちの「できた!」の瞬間に心から感動
特別支援学校では、子どもたち ひとりひとりの「できた!」までの道のりが、とてもゆっくりで、
とても深いものです。
【事例Aさん】
・中学部1年 女子
・知的障害
・お話は大好きだが、書字ができない
・気持ちの切り替えに課題あり
書字に興味を持っていたAさん。なぞり書きから始めようと、点と点を結ぶものから始めました。
左から右 上から下は、すぐに習得しましたが、
ひらがなの「く」のように、折り返す運筆になると大苦戦…
Aさんも自分の「できない」を感じてイライラする日々。
しかし、私は諦めずにAさんの力を信じました。
スモールステップで、部分的に折り返す運筆を毎日取り組みました。
すると、1年後…
一人で「く」のなぞり書きができるようになりました!
その時に、Aさんの力を信じてよかった。「できた」の瞬間に立ち会えてよかった。と、
心から思いました。
たった一文字かもしれませんが、Aさんにとっては大きな一歩。
その時のAさんの笑顔は忘れられません!
子どもたちから学ぶ「素直さ」
たくさんの子どもたちと出会い、子どもたちの感情の素直さにいつも驚かされます。
「楽しい」
「嫌だ」
など、自分の思ったことを身体全体で表現します。
時には素直すぎて、パニックへ繋がってしまうこともありますが、
自分の気持ちに正直になり、自分の表現を獲得していく姿に感心です。
たとえ発語がなくても、楽しい時には
思いっきり笑い
悲しい時には
思いっきり泣き
人間味あふれる子どもたちが大好きです。
子どもたちは、私たちに大切なことを教えてくれる存在でもあります。
仲間と支え合える喜び
特別支援学校では、「チーム」で子どもを支援しています。
一人の担任(教員)が全てを抱えるのではなく
●同じ担任団の教員
●管理職
●コーディネーター
●行政
●ST
●PT
など たくさんの人たちで支援を行っています。
一人ではできないことでも、チームとして動くことで様々な角度から支援ができます。
チームとしての安心感もありますし、他の方の経験や意見を聞くことで、
自分自身も大きく成長しました!
子どもたちや保護者と「喜びを共有できる」毎日がある
特別支援学校では、子どもたちや保護者と距離がとても近いです。
毎日の連絡帳や個別面談、行事などで保護者の方と顔を合わせることが多くあります。
特に学校行事では
「一人でゴールまで走れました」
「マイクを使ってセリフが言えるんですね」
「周りの友達と一緒に踊れていてすごいです」
「昨年は●●できなかったのに、今年はできるようになってます」
など 子どもたちの成長をリアルタイムで保護者と共有できます。
家族に褒められた子どもたちは、とても嬉しそうな顔をしていて
そんな場面に立ち会えるのも醍醐味だと感じています。
「教える」より「ともに育つ」実感がある
この仕事をしていて、常に感じるのは、子どもたちと共に教員も一緒に成長しているという感覚です。
私自身が成長したと感じる点は
●「人」を理解する力
●寄り添う姿勢
●受け入れの幅を広げる
●挑戦する気持ち
です。
子どもたちも私たちも失敗をすることは、もちろんあります。
ですが、
「失敗してもいいんだよ」と子どもたちにも伝えている通り、自分自身も同じマインドでいることで、
共に学び 成長し 支え合っていると感じます。
特別支援学校の教員は、確かに大変です。それは変わることはないと思います。
しかし、それ以上に
人としての原点に立ち返らせてくれる仕事 であり、
誰かと心を通わせられる幸せに満ちた場所 です。
そんな特別支援学校が大好きです。
これからも、たくさんの特別支援学校の先生が誕生することを願います。
一緒に、たくさんの成長と喜びを共有していきましょう。

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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