
いつもは活発な子でも、図工・美術などの制作活動になると…
●手が止まってしまう
●イライラしている
●表情がかたい
など こんなことありませんか?
特別支援学校の子どもたちは、手先が不器用だったり、気持ちの調整が苦手だったり…と
こまかい手先の動きや、道具を使うこと、自分の思いを形で表現することが苦手です。
また、苦手意識をもつ活動に対して、自己肯定感の低さから強い拒否感を出すこともあります。
しかし、まだまだ成長の幅が広い子どもたち。
できることを増やすだけでなく「楽しい」「できた」という感情と一緒に
受け入れの幅を広げて欲しいですよね。
そんな あなたに!
ちょっとした工夫で、制作活動が苦手な子どもたちも「やりたい!」にかわる授業アイディアを
ご紹介します。
制作活動って実は大事なこと
制作活動は、単なる遊びの活動や、お楽しみ活動ではありません。
ちゃんとした教育的意義をもっています。
●手先の運動機能の発達支援
●自己表現や達成感を得る体験
●感覚統合(視覚・触覚・空間感覚など)の促進
●スモールステップでの成功体験
制作活動を通じて得られる「できた!」という子どもの気持ち、大人との共感は、
自己肯定感の土台を育てます。
そして
学びの基盤づくりにもつながるのです。
子どもたちの気持ちに寄り添って考える
制作が苦手な子には、こんな思いがあることも多いです。
●「線通りにうまく切れない…はずかしい」
●「うまくできないから、やりたくない」
●「手にのりや絵の具がつくのが苦手」
●「上手な子と比べられるのがつらい」
でも、そんな子どもたちも、
「できた!」「楽しい!」を実感できる瞬間を待っているはずです。
だからこそ、教員が
●「上手にできなくても大丈夫」
●「一緒にやろう」
●「面白いね!」
●「〇〇さんの作品、すてきだね」
と、言葉と表情でしっかり支え、子どもたちを認めてあげることが大切です。
「苦手なことでも、自分なりにやってみた」
その経験は、子どもたちの自信につながっていきます。
実践的!5つの製作アイデア
ここからは、実際に私が行った苦手な子も楽しめる製作活動5選を紹介します!
ちぎって貼るだけ!「ちぎり絵アート」
【材料】折り紙やお花紙、画用紙、のり、台紙
【難しさ】★☆☆
【やり方】台紙に好きな形や絵を描いておく。
紙を手でびりびりと破いたり、自由にはさみで切ったりした物を
台紙の絵に貼っていく。
【ポイント】ちぎる形にとらわれず自由に表現できる。
実態に応じて、手を使ったりはさみを使ったり、
台紙の大きさを調整したりして、負荷を変えやすい。
自由にポンポン!「スポンジスタンプ」
【材料】スポンジ、絵の具、紙皿や器、台紙
【難しさ】★☆☆
【やり方】スポンジに絵の具をつけて、台紙に自由にポンポンとスタンプする。
手を汚したくない子には、割りばしにスポンジを取り付けるとGOOD!
一人一つの作品でも、大きな紙に複数人でポンポンしてもおもしろい。
【ポイント】絵が描けなくても形や色を楽しめる。
自分の心地よい感覚でできるため、表現の幅が広がる。
切らなくてもOK!「モールアート」
【材料】カラーモール、目玉シール、カラーポンポンなど
【難しさ】★★☆
【やり方】カラーモールを、ねじったり丸めたりして自由に形を作る。
シールを貼って、昆虫や動物、食べ物などに見立ててもおもしろい。
【ポイント】立体的な制作を楽しむことができる。
ねじることが難しい子には、教員が一緒に取り組む。
折り曲げるだけでも十分。
指だけOK!「フィンガーペイント」
【材料】絵の具、画用紙、
【難しさ】★☆☆
【やり方】自分の指に絵の具をつけて画用紙につけてみる。
色が画用紙の上で混ざってもおもしろい。
【ポイント】筆が持てない子でも大丈夫。
感触や汚れが苦手な子には、手袋などを用意する。
貼るだけで豪華!「シールモザイクアート」
【材料】カラーシール(丸・四角など)、台紙
【難しさ】★☆☆
【やり方】シールを貼り合わせて好きなように貼る。
簡単なイラストに合わせて貼ってもOK。
はさみでシールを切って形を作るのも良い。
【ポイント】好きな色や形をを選ぶことで主体性UP!
自分の「好き」を発見できるかも。
特別な材料や道具がなくてもできる
「やってみたい!」と思った今がチャンス。
明日の授業ですぐに取り入れられるように、実践のコツと準備チェックリストを用意しました。
準備チェックリスト✅
□材料はすべて100円ショップでそろう
□見本は「途中の見本」を多めに用意する
□手順はシンプルに(3ステップ以内が理想)
□手順表を作る(写真がメイン)
効果的な言葉かけ✨
- 「上手じゃなくていいよ〜」
- 「今日は“楽しく作る”がテーマです!」
- 「どんな作品になるか、先生も楽しみ!」
小さな言葉かけひとつで、子どもたちのやる気や安心感はぐっと変わります。
ぜひ、実践してみてください!!

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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