
「先輩に話しかけづらい…」
「聞きたいことがあるのに、忙しそうで声をかけられない…」
「なんか雰囲気が怖い…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
特別支援学校に限らず、初任者にとって先輩との距離感は大きな悩みの1つです。
でも!ちょっとしたコツや考え方を知っているだけで、関係はずっとラクになります。
今回は、「初任者の私が先輩とうまく関われなかった時に知りたかったこと」を、お伝えします。
先輩との関係性を作るのが難しいのはなぜ?
初任の頃って、こんなこと思いませんでしたか?
- 質問したいけど「忙しいかも…」と遠慮してしまう
- 注意されたことが「否定された」と感じてしまう
- 先輩は上の存在すぎて、雑談ができないほど壁を感じる…
でも、実はこれって、
「悪い関係」ではなく「関係がまだできていないだけ」
なんです。
先輩方も、はじめはみんな初任者でした。
ということは、先輩方も同じことを悩んでいたのではないでしょうか?
でも、先輩方を見ると、周りの方と関係を気づけていることに気づきます。
そのように考えるだけで、「関係はこれから作っていけるんだ」と思えてきませんか?
先輩との関係でつまずきやすいポイント
よくあるつまずきポイント3つ
シーン | 初任者の心の声 | 先輩の本音 |
---|---|---|
質問したいけどできない | 「忙しそうで迷惑かも」 | 「聞いてくれた方が安心」 |
注意されたとき | 「嫌われたかも…」 | 「困る前に伝えたかっただけ」 |
雑談が苦手 | 「何話していいかわからない」 | 「実は世間話も大歓迎」 |
大切なのは、
「自分がどう思われているか」
より
「どう関わっていきたいか」
に目を向けることです。
関係づくりをラクにする4つのコツ
ここでは、私自身が「これを知っていればよかった!」と感じた関係づくりのコツを紹介します。
「1つだけ聞く」スタイル
▶いきなり相談や報告を詰め込むと、相手もびっくりしたり、警戒したりしてしまいます。
「すみません、今1つだけ聞いてもいいですか?」
の一言で、ぐっと聞きやすくなります。
メモをもとに質問する
▶何を聞くかを整理してから聞くことで、「ちゃんと考えてるな」と思ってもらえます。
質問によっては、
「どうしたらいいですか?」
ではなく
「私は〇〇だと思っているのですが、●●先生はどう考えているのか教えてください。」
など、自分の考えも加えると、相手は答えやすくなります。
「ありがとうございました」をしっかり伝える
▶関係を深める最強のツールは礼節です!
会話が少なくても、
「昨日のアドバイス助かりました」
などの一言が、次の会話のきっかけになることがあります。
礼儀は大切にしましょう。
雑談のきっかけは「共通点」
▶給食・ペット・趣味など、「どこかでつながれそうな話題」を探してみるのもいいですね。
関係を深めようとして、質問攻めにしたり、ぐいぐい距離をつめたりすると逆効果です。
適度な距離感をもってお話しましょう。
今日からできるアクションリスト
今日関わった先輩の名前を覚えておく
▶日々の関わりが意識的な積み重ねになります。
自分の名前を覚えてもらうためには、相手の名前も覚えましょう。
朝の「おはようございます」を相手の目を見て言う
▶あいさつは、すぐにできるコミュニケーションです。小さなコミュニケーションを継続することが大切です。
先輩との関係って、すぐに仲良くならなきゃ…と思いがちですが、
ゆっくりでいいんです。
- 話しかける(あいさつ、質問、雑談)
- お礼を伝える
- 少しずつ信頼が積み重なる
このプロセスを大事にできるようになると、気づいたときには「話しやすいな」と感じる先輩が
増えているはずです。

今後も、特別支援学校の授業づくり・支援の工夫について発信していきます。
質問や感想など、コメント大歓迎です♬
コメント